タンパク質を溶かす糖化反応、メイラード反応ってなに?

タンパク質を含む食物

近年、糖質制限ダイエットなどが流行したことで「糖質はなんだか身体に悪いみたいだ」という認識が一般化しつつあります。
糖質の摂りすぎが身体に悪影響を及ぼすのは間違いないところで、この認識は正しいとも言えるものです。
しかしもう一歩踏み込んで言うと「糖そのものではなく、糖化反応が健康に悪い」ということになります。
では、この糖化とはいったいどういう作用なのでしょうか。今回はタンパク質との関係の部分から詳しく見ていこうと思います。

糖化=余った糖がタンパク質と結びつくこと

コップいっぱいの角砂糖

余った当分はタンパク質と結びつく

一時期前に大ブームした酸化のように、近年注目を集めている糖化ですが、この現象を最も簡単に説明すると「体内で余った糖がタンパク質と結びつくこと」です。
糖がタンパク質と結びつく?糖化は身体が焦げるってきいたのに、どういうこと?……これだけ聞くとよくわからないと思うので、こちらで詳しく流れをご紹介しますね。

糖化のもととなっている糖質は、本来は脳や筋肉を動かしてくれるエネルギーの源です。
ですから、身体は食糧難になってしまったときでも生命活動を維持できるように、食事で摂りすぎた糖質を肝臓や脂肪細胞にため込む習性を持っています。

しかし、現代の日本をはじめとする先進国は人類史上例を見ない””食糧飽和””の時代です。
つまり、定期的に糖を摂取してしまうライフスタイルを送っている私たちの体内では、「肝臓や脂肪細胞でストックできないぐらい糖質が貯まってしまっている状態」が起こっているというわけです。

この

  • 脳や筋肉のエネルギー源として使っても余ってしまう
  • さらに肝臓や脂肪砂防でストックしても余ってしまう

という”行き場のない糖質”が身体のなかのタンパク質(内臓・筋肉・肌・髪・骨など)と結びついてしまう現象を糖化といいます。
このタンパク質と糖が結びついたタンパク質の劣化版は「AGEs(エージーイー)」と呼ばれ、身体に悪影響を与えます。
(※AGEは単体ではないのでsという複数形になります)
また、糖化反応はこの現象を見つけた人の名前にちなんで「メイラード反応」とも呼ばれます。

糖化はなぜ「焦げる」といわれる?

ホットケーキ

ホットケーキの表面のこげ茶は糖化の代表例

しかし冒頭部分でも触れた通り、よく「糖化=身体が焦げること」だとテレビや雑誌などで言われていますよね。
ここまでの話の流れからは、なぜ「糖化=焦げる」なのかがわからないと思う人もいるのではないでしょうか?

実はこの糖化反応は、人体だけではなく食物でも見ることができます。
糖化を目で見たときにわかりやすい例として最も使われるのがホットケーキの例です。
ホットケーキをイメージすると、熱された表面が茶色く硬く変化している様子が思い浮かぶと思いますが、あの現象が糖化です。
ホットケーキミックスに含まれている糖質が卵や牛乳といったタンパク質と熱で結びついたものがあの焦げの部分なのです。

もちろん人間の身体にあれほどの熱はないので、ホットケーキのように短時間であれほどの糖化反応が起こるわけではありませんが、体内でも時間をかけてこれと同じことが起こっているのです。

糖がタンパク質と結びつくとなぜ悪いの?

糖化した生成物AGEの悪影響

糖化生成物であるAGEは美容だけではなく、身体中に被害を与える。

先ほどの項目では、「糖化は体内の余った糖とタンパク質が結びつくことで、ホットケーキのように体内組織が焦げていくこと」ということをお話ししました。
たしかに聞いているだけで恐ろしい話なのですが、みなさんが気になるのは「じゃあ何が起こるの?」という部分ではないでしょうか?
そこでここからは糖化反応(メイラード反応)によって引き起こされるさまざまな被害を簡潔にお伝えしたいと思います。

カテゴリ 部分 具体的な症状
美容 ハリ・コシ・艶がなくなる
ハリがなくなりくすみやシミが気になるようになる
体型 太りやすくなる
健康 血管 動脈硬化が起こりやすくなる
アルツハイマーの発症リスクが上がる
全身 がんのリスクが上がる

このようにかなり多くのリスクがありますが、これらの状態になってしまった姿を想像すると、なんだかよぼよぼした印象を受けますよね。
少なくとも「いつまでも若々しく、美しい姿を維持していたい!」と思っている女性のみなさんの理想とは逆だと思います。

だからこそ今注目されているのが「抗糖化」という考え方です。
食事や生活習慣を改善することで糖化を予防しよう!というこの抗糖化が、今美意識高い女性の間で広まりつつあります。
このサイトでは抗糖化を実践するためのテクニックや、糖化の大きなリスクである「くすみ」に対しての最適なケア方法をお伝えしているので、気になる人はこちらも見てみてくださいね。

勘違いしてはいけない、糖化とタンパク質についての疑問2つ

疑問に思う女性

糖化とタンパク質でよくある質問

そんなタンパク質と糖化についてここまで紹介してきましたが、最後にYahoo!知恵袋などのQAサイトでよくされている糖化反応についての誤解を2つご紹介したいと思います。

1:タンパク質を控えたからといって糖化が止まることはない

糖化は余った糖質とタンパク質が結びつくことによって起こるんですよね?
それなら糖質だけ摂ってタンパク質を一切食べない生活を続けたら糖化現象は起こらないということでしょうか?

いわゆる「糖が結びつくタンパク質がそのものがなくなってしまえば、糖化反応を防げるのでは?」という考え方ですね。

しかし結論から言うとこれは人間の体内組成から考えて非現実的です。
一般的に人間の体内組成は

  • 水 63%
  • タンパク質 16%
  • 糖質 1%

といわれており、「タンパク質>糖質」の関係を「タンパク質<糖質」の関係に変えることはまず不可能だからです。
なので、糖化対策は「タンパク質を減らす」のではなく「糖質を減らす」しかないのです。

2:糖化は治療できない

そして大変なお知らせですが、糖化は「治療」することはできません。
生きている限り少なからず糖化反応(メイラード反応)は起こるので、あくまでその糖化速度をゆっくりにしてあげることが抗糖化の目的です。
なぜ糖化が治らないかについては「悲報:糖化した肌は治らないらしい」の記事でも詳しくお伝えしているので、参考にしてみてくださいね。

まとめ

今回の記事では糖化とタンパク質について以下のことをお伝えしました。

  • 糖化とは体内の余分な糖とタンパク質が結びつきAGEというものを生成する反応のことで、メイラード反応とも呼ばれている。
  • 糖化反応によって生まれたAGEは、身体の至る部分で悪さをする。
  • このAGEの生成速度を遅らせてアンチエイジングに役立てようとする「抗糖化」が美意識の高い女性の間ではやっている
  • 抗糖化のおもな手法は糖の吸収量をコントロールすることである
  • 一度糖化してしまった部分については復元できない。

これだけのことがわかっていただければ嬉しいなと思います。
くすみ抗糖化Laboでは、抗糖化を実践するためのテクニックや、糖化の大きなリスクである「くすみ」に対しての最適なケア方法をお伝えしています。
毎日フレッシュな情報をお届けしているので、ぜひ定期的にチェックしてみてくださいね。

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