糖化にも関係するヘモグロビンA1cってなに?

糖化 HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

会社員であれば年に1度みんなが受ける健康診断。
いたって健康のなかには「いったい何をどう検査されているかすら興味がない」という人もいるかもしれませんが、なかには健康だけではなく、女性にとっての関心ごとである美容やアンチエイジングのヒントになるような指標実は検査されているってご存知ですか?
そんなアンチエイジングにもかかわりのある指標の一例が今回ご紹介する糖化ヘモグロビン(HbA1c)です。

この記事では糖化ヘモグロビン(HbA1c)とは何なのかと、どうアンチエイジングに関わってくるのかを詳しくお伝えします。

ヘモグロビンA1cってどんなもの?

ヘモグロビン

ヘモグロビンA1c は血液の赤血球中のヘモグロビンが糖と結びついてしまったもの。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は日本では「糖化ヘモグロビン」ということばで親しまれている成分です。
ヘモグロビンは血液のなかでも赤血球に含まれているタンパク質の一種で、身体全体に酸素を届ける役割をしていることはご存知の人も多いでしょう。
そのなかでも「血糖値が高い状況下で、血液中のブドウ糖と結びついてしまったヘモグロビン」のことをHbA1c(糖化ヘモグロビン)といいます。
赤血球の寿命は平均して120日(約4ヶ月)程度ですが、血液中に占めるHbA1c(糖化ヘモグロビン)の割合を測定すると、その人の採血前1~2ヶ月の平均的な血糖値がわかります。

一般的なHbA1c(糖化ヘモグロビン)の値ってどれぐらい?

ヘモグロビンA1cの標準値

そんな糖と結びついてしまっているヘモグロビンであるHbA1c(糖化ヘモグロビン)は主に糖尿病を判定するための指標のひとつとして使われています。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の健康診断で言われている「正常値」は

  • JDS(日本特有の測定値)で5.2未満
  • NGSP(世界基準の測定値)で5.6未満

です。

また、基準値をどれくらい上回っていたかによっても、深刻度は変わってきます。

段階 JDS NGSP
要注意 5.2~5.5% 5.6~5.9%
糖尿病が否定できない 5.6~6.0% 6.0~6.4%
糖尿病 6.1%~ 6.5%~

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)では瞬間的な血糖値の上下は測定できないので、この指標だけで糖尿病を判定するのは難しいですが、日頃の生活習慣の反省材料としてこの値をチェックしておいて損はないでしょう。

ヘモグロビンA1cは糖化を測定する指標としても使える

老化

ここまでは健康診断で測定されるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、過去2ヶ月間程度の平均的な血糖値を示す指標であり、糖尿病を判定するための指標のひとつとして用いられているということをお伝えしました。
しかし、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)で判定できるのは実は糖尿病だけではありません。
身体の糖化の進行具合の目安としても使うことができるんです。

たしかに身体の糖化年齢を測定するためには「糖化年齢が測定できる!今注目のAGEs検査とは?」でご紹介しているように専門の場所に行く必要があります。
でも「正確な糖化年齢は知らなくても、自分の身体は人と比べて糖化しがちなのかどうか」をざっくり判定するなら、健康診断や人間ドックで計測されるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)はとても参考になるんです。

糖化年齢が測定できる!今注目のAGEs検査とは?

2018.10.02

というのも、そもそも

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)=糖と結びついてしまったヘモグロビン=糖化してしまった血液

なので、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)チェックすることで過去2ヶ月分ぐらいの血液の糖化具合を知ることができるというわけです。
また、通常のヘモグロビンが糖化ヘモグロビンに変化する過程は糖化の初期反応にあたります。

糖化の段階 物質の変化 元の状態に戻せるか
初期反応 無駄な糖→アマドリ化合物 戻せる
中期反応 アマドリ化合物→α-ジカルボニル化合物 戻せない
後期反応 α-ジカルボニル化合物→AGEs 戻せない

つまり、この値が高いということは少なくとも「糖化の初期反応が起こりかけているので、そのままの生活を送っていると糖化が進みますよ」ということを示しているというわけです。

ヘモグロビンA1cの値をコントロールすることはできるの?

規則正しい生活習慣

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が糖化をざっくり判定する指標とお話したところで、読者のみなさまのなかには危機感を感じた人もおそらくいらっしゃることでしょう。
ご安心ください、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は

  • 普通のヘモグロビンがHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)になってしまう糖化の初期反応は治せる
  • 赤血球自体が120日単位ですべて入れ替わるサイクルになっている

ので、最低4ヶ月以上(目安としては半年以上)食生活や生活習慣を継続的に改善すれば比較的簡単に改善できる指標です。

しかし、逆を言えば生活習慣が戻ってしまえばすぐにHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値も元通りになってしまいます。
また、血液自体の糖化はHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が下がっていれば改善できているといえますが、それ以外部分の糖化の進行具合はこの指標だけでは判断できません。
つまり「できることから少しずつ、半永久的に生活習慣を改善していく」のが糖化を防ぐために最も必要なことなのです。

ヘモグロビンA1cをチェックすることは抗糖化の第一歩

この記事では糖化ヘモグロビンことHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)について

  • HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値を見ると、その人の過去2ヶ月程度の平均的な血糖値がわかる
  • おもに糖尿病の判定に用いられるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)だが、身体の糖化具合をざっくり判断できる指標としても使える
  • HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が一般的よりも高いライン(要注意ライン)にある場合「少なくとも糖化しかけているので、そのままの生活を送っているとAGEsが増える」といえる
  • HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値は生活習慣をただせば比較的簡単に安定させることはできるが、糖化を真の意味で防ぐためには、できるところから半永久的に生活習慣を整えることが大切

というお話をさせていただきました。
糖化対策は継続が大切です。1日1日の小さな努力が数年後、十年後にきっといい結果をもたらしてくれるでしょう。

くすみ抗糖化Laboは身体の糖化や、くすみケアの情報を定期的にお届けしているメディアです。こまめに更新しているのでぜひ興味のある人はチェックしてみてくださいね。

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