血糖を測る指標「糖化アルブミン」って何?

糖化 アルブミンは、医学的にはグリコアルブミンと呼ばれ血糖値の管理指標です。アルブミンは体の中にあるタンパク質で、主に血液の浸透圧の保持とさまざまな物質と結びついて運ぶ機能を持っています。特にブドウ糖(グリコ)と結びついたものをグリコアルブミンと言います。グリコアルブミンが体内に多いときには血糖値が高い関係が成り立ちます。そこで糖尿病の検査でも重要な指標の一つに該当するのです。採血をしてグリコアルブミンを調べると、その時の状態だけでなく約1ヶ月前とりわけ2週間前から採血時までの平均の血糖値を調べられるとされます。これに糖尿病検査の他の指標血糖やヘモグロビンA1cを併用すれば、広い範囲の状況が把握できるので治療などにはとても有効です。

グリコアルブミンを深く理解するには、ブドウ糖およびアルブミンそれぞれについて知っておいたほう良いでしょう。アルブミンは肝臓で、成人ならば1日におよそ6g~12g生成されます。生成後血液中に入り、40%は血管内に60%が血管外に分布しています。その濃度は正常ならば一定に保たれており2週間程度で筋肉や皮膚で分解されます。その働きの一つ浸透圧を考えてみましょう。濃度の異なる水溶液が半透膜を間にして接したときに浸透圧は発生します。半透膜は分子の小さな水などは通しますが、アルブミンは通しません。浸透圧は半透膜を境界にして濃度に差があると、同じ濃度にしようとの働く力ですから、一方にアルブミンが多くなると濃度を同一に保つため水がそちらへ移動します。この性質がアルブミンには水分保持の機能が備わっていると言われる所以です。体内に存在する浸透圧には多少専門的ですが、膠質と晶質浸透圧があります。膠質とは結晶化が難しい性質をいいアルブミンが関係するものは膠質のほうで、血管壁が関わっています。血液のアルブミンが低下すると水分を保つ機能が低下するため、たとえば肺や腹部に水がたまったり、浮腫など問題を生じます。ちなみに晶質のほうはナトリウム濃度に影響を受けます。水分が不足し体内にナトリウム濃度が多くなると、血液量の影響で血圧が上がります。ではもう一つの物質の運搬や保持の性質について見ていきます。体は常に生まれ変わるために新陳代謝を行っていますが、その際にアミノ酸の供給源になります。金属イオンを初め水に溶けない脂肪酸や薬剤などとも結合しますし、さらには毒素とも結合するので、体内の害悪ある物質の濃度を中和する働きもあります。細胞外での抗酸化作用があるのも特徴です。多機能をもつアルブミンですから、不足するといくつかの病気が原因になっている可能性があります。肝機能低下や消化吸収、食欲不振などの中に糖尿病が含まれます。つまり糖化 アルブミンは、いろいろな物質と結合し運搬する性質の一つでブドウ糖(グリコ)と結合したアルブミンと言えます。

そんな糖尿病の指標で有効なグリコアルブミンですが、ヘモグロビンA1cよりも食後血糖を判断するには適しているとされます。それはヘモグロビンよりもアルブミンのほうがブドウ糖と結びつく時間が短いことにあります。この性質を理解することで血糖をコントロールするのに役立ちます。これらの比率はグリコアルブミンが3に対しヘモグロビンA1cが1が正常です。比率が大きくなると合併症などのリスクが発生し始めるため血糖コントロールが必要になります。一般的に数値に表れやすいのはグリコアルブミン値のほうで、正常値は11%~16%が正常です。この値が高くなった場合は、薬剤による治療の他に生活習慣の見直しは不可欠です。食べ過ぎはもちろんのこと早食いも改めましょう。そして毎日の運動も血糖値改善に効果を発揮します。さらに食事はなるべく消化吸収を抑え血糖上昇を緩やかにする野菜を多く摂るよう心掛けましょう。もともとはアルブミンがブドウ糖と結合すること自体は悪いことではありませんでした。しかし、糖尿病などの原因の一つに結合そのものがあるとの見方もあります。この値が高くなると血管壁に傷をつけて動脈硬化になったり、網膜症などに至る心配があります。そうならないためにも生活習慣に心を配り、定期的に検査を行うと良いでしょう。

このように糖化 アルブミンは体内の血糖を知るには最適な指標です。肝臓で生成されるアルブミンの性質には水分を保持したり、さまざまな物質と結びついて必要な細胞へと運搬する機能が備わっており、決してそれが悪いわけではありません。必要以上の糖質が体内に増えることで病気の原因を生み出します。つまり別の病気に起因するケースを除いては、個々の心掛けによって血糖を下げることができます。糖化 アルブミン値を上昇させないように食事や睡眠などに注意し、適度な運動を行いましょう。糖尿病は悪化させなければ十分付き合うことが可能な病気です。状況を判断するための指標がいくつかありますが、それぞれの正常値を知り毎日の対策を大切にしましょう。

ブログランキング クリックお願いします♪


人気ブログランキング
にほんブログ村 バナー
FC2ブログランキング