最終糖化生成物AGEsっていったい何物?

AGEs

近年アラサーくらいの女性の間でも、アンチエイジングの手法として注目されている「抗糖化」。
抗糖化とは簡単に言ってしまえば身体が焦げてしまう”糖化”を避けることなのですが、この抗糖化を語るうえで避けられないのがAGEs(最終糖化生成物)の存在です。
このAGEsというキーワード、糖化や抗糖化の記事を見ると必ずと言っていいほど出てきますが、あなたはAGEsについてどれぐらい理解しているでしょうか?

今回はそもそもAGEsとは何物なのかというトピックを中心に目次の項目についてご紹介していきます。

最終糖化生成物、AGEsって何?

糖化した生成物AGEの悪影響

糖化生成物であるAGEは美容だけではなく、身体中に被害を与える。

糖化や抗糖化の話で取り上げられるAGEs(※読み方はエージーイー)は、別名では最終糖化生成物とも呼ばれています。

糖化は簡単に言うと「無駄な糖分と、必要なタンパク質が体内で結びついてしまう反応」なのですが、この糖化反応が起こったあとに残骸として残るのがAGEsです
AGE「s」と複数形になっているのは、AGEsには複数の種類が存在しているからです。(つまりひとつの特定の成分ではありません)

糖化反応の詳しいメカニズムについては「タンパク質を溶かす糖化反応、メイラード反応ってなに?」の記事でお伝えしていますので、興味のある人は覗いてみてくださいね。

タンパク質を溶かす糖化反応、メイラード反応ってなに?

2018.08.31

AGEsは元に戻せない

また、AGEsは一度体内で生成されてしまうと元の状態には戻せません。
実はこの糖化反応のスキームは何段階にも分かれています。

糖化の段階 物質の変化 元の状態に戻せるか
初期反応 無駄な糖→アマドリ化合物 戻せる
中期反応 アマドリ化合物→α-ジカルボニル化合物 戻せない
後期反応 α-ジカルボニル化合物→AGEs 戻せない

AGEsは一番最後にできるものなので、もちろん元には戻らないというわけですね。

AGEsが増えると何が悪い?

AGEsによる被害

AGEsの被害は美容やアンチエイジングだけにとどまらない

ここまでの項目で、
「AGEsは糖化反応によってできる最終的な成分で、一度できてしまうと元の状態には戻らない」
ということをお伝えしましたが、このAGEsが身体に溜まってしまうと何が起こってしまうのでしょうか?
この項目では、AGEsが引き起こす身体への悪影響を簡単にご紹介します。

体内で余った糖とタンパク質が結合して生成されるAGEs。
しかし人間の身体の水分以外の部分はほとんどがタンパク質でできているので、AGEsは身体のありとあらゆる場所で生成されて、被害を及ぼします。

AGEsが溜まる場所 具体的な症状
皮膚 皮膚のくすみ・しわ・たるみ
コシがなくなる、艶がなくなる
血管 心筋梗塞・脳卒中
認知症
白内障
骨粗しょう症

くすみ抗糖化Laboでご紹介しているくすみ・しわ・たるみといった肌トラブルや髪といったアンチエイジングや美容の面で被害を及ぼすのはもちろんのこと、AGEsが結びつく場所によっては、健康的な生活や命にかかわるような症状を引き起こすことも。
詳しい糖化による症状は「知ってた?糖化による恐ろしい症状たち」の記事で詳しくお伝えしているので、興味のある人はぜzチェックしてみてくださいね。

知ってた?糖化による恐ろしい症状たち

2018.09.18

AGEsを増やさないためにできること2つ

ここまではAGEsとはなんなのか、どんな影響を身体に及ぼすのかをお話してきましたが、この恐ろしい糖化を防ぐためにぜひやっていただきたいことが

  1. 自分の身体がどこまで糖化してしまっているのかの現状把握
  2. 初期の段階(ようは元に戻せる状態)でできる抗糖化活動

の2点です。

まずは自分の体内のAGEsを計測してみよう

病院の待合室

最近美容外科ではAGEsの値を測定してくれるところも。

自分の体内で自分が意図しないうちに、いつの間にやら進行してしまっている糖化。
すぐ目に見えるものではないので「糖化対策をしよう!」となっても、なかなか継続できない人が多いのが実情です。
だからこそ必要なのが客観的なデータ。実は自分の体内にどれだけAGEsが溜まっているのかは美容外科で3,000~5,000円くらいで測定可能だってご存知でしたか?

AGEsは特殊な光を当てると蛍光する性質を使って、体内にどれだけのAGEsが溜まってしまっているのかを測定します。
計測方法も、測定器に肘か指をあてるだけと痛みもないので、注射や採血が苦手!という人も安心です。
AGEsの詳しい検査・計測方法については「糖化年齢を測定できる? AGEsセンサってどんな機械?」の記事で詳しくお伝えしているので、興味のある人はチェックしてみてくださいね。

糖化年齢が測定できる!今注目のAGEs検査とは?

2018.10.02

糖化を初期段階で食い止めよう

サラダを食べる女性

AGEs生成の予防は生活習慣の改善とほぼイコール

そして自分の糖化の進行度合いを正しく把握したところで改めて始めたいのが、

  1. 糖化反応が盛んにおこなわれる高血糖状態をできるだけ起こさないようにする
  2. 初期反応の段階で糖化を食い止める

という2つの意味でのAGEs対策(抗糖化)です。

抗糖化カテゴリの記事で詳しい手法についてはお話していますが、簡単に言うと以下の方法で糖化を防ぐことはできます

  • 甘いものや清涼飲料水を控える
  • 低GI(血糖値が緩やかに上がる)食品を摂取することをこころがける
  • 調理方法は焼く・揚げるなど油をつかうものではなく、茹でる・蒸す方法を優先して用いる
  • 食べる順番に気を遣う(野菜→肉類→炭水化物)
  • 過度な飲酒をしない(ワイン1杯程度)
  • 禁煙をする
  • 適度な運動をする

気づく人もいるかもしれませんが、これらの項目は「基本的な生活習慣を整えること」とほぼイコールです。
AGEsの量は別名「これまでの生活習慣の成績表(スコア表)」ともいわれており、すなわち抗糖化=生活習慣の改善ともいえるのです。

最終糖化生成物、AGEsってこんなもの(まとめ)

今回は糖化によって生まれる最終糖化生成物、AGEsとはどんな成分なのかを包括的にお伝えしてきましたがいかがでしたか?

  • AGEsは段階を踏んだ糖化反応で最終的にできる成分で、元に戻せない
  • AGEsは身体のタンパク質のある場所すべてに発生する可能性があり、随所随所で悪さをする
  • AGEsを減らすために必要なのは、客観的な現状把握と生活習慣の改善である

このあたりを覚えていただけたら嬉しいなと思います。
くすみ抗糖化Laboでは、くすみや抗糖化に関する情報を定期的にお届けしています。ぜひチェックしてみてくださいね!

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