CATEGORY 糖化とは?

知らず知らずに体内で起こっている糖化とは?

糖化を気にする女性

糖化は知らず知らずのうちに起こっている

いま健康やアンチエイジングの領域で話題になりつつある「糖化」の領域。
「酸化」や「抗酸化」ということばはかなりなじみがある人も多いかもしれませんが、「糖化」ということばはほぼ初めて聞いたという人も読者のみなさまのなかにはいるのではないでしょうか?

こちらではそんなみなさまにもできるだけわかりやすく、包括的に糖化とは何なのかについてご紹介していきたいと思います。

いまさら聞けない……糖化ってなに?

老化

糖化は老化現象のひとつとされている

アンチエイジングや美容の業界では「体がコゲる」と形容されることの多い糖化ですが、糖化を簡単に説明すると、「体内にある余分な糖が体を構成するタンパク質と結びつく反応」のことです。
この現象は別名「メイラード反応」とも呼ばれていて、ホットケーキにおいしそうな焼き色がつく現象のように日常生活においても身近なものです。

このメイラード反応については「タンパク質を溶かす糖化反応、メイラード反応ってなに?」の記事で詳しくお伝えしているので、気になる方はこちらもご覧ください

タンパク質を溶かす糖化反応、メイラード反応ってなに?

2018.08.31

ここまでの身体の糖とタンパク質が結びつくという現象の説明だけでは糖化の恐ろしさはわからないかもしれませんが、恐ろしいのはここから。
結びついてしまった体の余分な糖とタンパク質は、最終的にAGEsという身体にとって有害でしかない成分に変わってしまいます。
AGEsは身体のタンパク質が存在する場所すべて(つまり身体中のいたるところ)で発生する可能性があり、発生した場所で悪さを働くのです。

AGEsについても「最終糖化生成物AGEsっていったい何物?」の記事で詳しくお伝えしているので、気になる方はこちらもご覧ください

最終糖化生成物AGEsっていったい何物?

2018.09.12

糖化によって起こる症状や被害3つ

先ほどの項目で「糖化とは体内の余った糖とタンパク質が結びつくことで、有害成分AGEsができてしまうこと」とお伝えしましたが、体内に溜まってしまったAGEsは具体的にどんな悪さをするのでしょうか?
詳しくは「これって糖化かも……代表的な症状をご紹介」の記事でご紹介していますが、この記事でも簡単に糖化による症状や被害をチェックしていきましょう。

知ってた?糖化による恐ろしい症状たち

2018.09.18

1:肌や髪の調子が悪くなる

ヘアトラブルを抱える女性

まず糖化反応が起こると、明らかに見た目が老けます。というのも肌や髪にAGEsが以下のようなダメージを与えるからです。

  • 肌のハリがなくなる(たるみやしわの原因)
  • 髪のツヤやコシがなくなる
  • 美白が損なわれる(しみやくすみの原因)

1番目と2番目は酸化でも似たような現象が起こりますが、特に糖化に顕著な症状が3番目で、くすみは酸化よりも糖化によって起こってしまいやすい症状だといわれています。
糖化反応と肌の関係については「肌が焦げる? 糖化の恐ろしい被害はこちら」の記事で詳しくお伝えしているので気になる方は読んでみてください。

糖化による肌被害はこんなにひどいという話

2018.09.20

2:動脈硬化や心筋梗塞を引き起こす

心筋梗塞を起こす女性

アンチエイジングの業界で注目されている糖化ですが、実は深刻な健康被害を与えることも報告されています。
糖化は体内のタンパク質があるあらゆる場所で起こる可能性があるので、それが血管組織で起こった場合、動脈硬化、さらには心筋梗塞や脳梗塞のリスクも発生します。

3:アルツハイマーになる可能性も……

アルツハイマーの女性

これはまだ研究段階ですが、糖化はアルツハイマーとの関連も指摘されています。
「健康な人の脳と、アルツハイマーの人の脳を比較すると、アルツハイマーの人の脳には健康な人の脳の3倍のAGEsが蓄積されている」
という実験結果も報告されているのです。

ほかにも糖化で生成されたAGEsは被害を身体のありとあらゆる箇所に及ぼします。

糖化ストレスが高い人ってどんな人?

糖化ストレスの高い食生活

このように身体の随所で甚大な被害を引き起こすAGEsですが、このような症状を起こしている人はどんな人なのでしょうか?
この項目ではおそらく糖化反応が身体で起こっているであろう人」のチェックリストを作成しました。

  • 大盛り無料や食べ放題についつい惹かれてしまいますか?
  • 食後2時間後くらいに一度お腹が空いて、しばらくすると止むことがありますか?
  • 甘いものやジュースは好きですか?
  • よく人から「食べるのが早い」と言われますか?
  • 学生時代にスポーツをやっていて今はめっきり動かないのに、食べる
  • 量が変わらない状態ですか?
  • 朝食を抜いていませんか?
  • 間食を摂りすぎていませんか?
  • メタボリックシンドロームと診断されていませんか?

多ければ多いほど糖化リスクは高まります。

また2018年現在は1,000円~という低価格で体内のAGEsや糖化年齢を計測できるところもあります。
AGEsの詳しい計測方法や検査ができる場所については「糖化年齢を測定できる? AGEsセンサってどんな機械?」でご紹介しているので、現状把握のためにもぜひ読んでみてください。

糖化年齢が測定できる!今注目のAGEs検査とは?

2018.10.02

糖化は治らないが予防はできる

アンチエイジングしている女性

ここまで糖化とはなんなのかを学んできたところで、ひとつショックなニュースがあります。
それは一度できてしまったAGEsは分解できないということです。
これが一説に「糖化は治らない」と言われている原因です。

ただし、糖化は段階的に進むものなので

  • 糖化が少なくなるような生活を送る
  • 糖化の初期段階で糖化をストップすることでAGEsの生成を防ぐ

ことで予防することはできるんです。この糖化の予防活動を全般的に「抗糖化」といいます。
抗糖化の手法はいろいろありますが、基本は規則正しい生活や、健康的な食生活といった日常生活の習慣改善です。

「糖化は治らない」は嘘?本当?

2018.10.03

糖化を遅らせるアンチエイジング、抗糖化とは?

抗糖化の方法については抗糖化カテゴリの記事で詳しくご紹介していますが、大きく分けて気を付けたいのは「食事」と「そのほかの生活習慣」の2つ。
以下の項目を積極的に実践するようにしましょう。

食生活でできる抗糖化

  • 食べすぎは控えましょう
  • 20分以上かけてゆっくり食事を摂りましょう
  • 糖類を多くとり過ぎないようにしましょう
  • 食べる順番に気を付けましょう(野菜→肉→炭水化物)
  • 低GI(血糖値が緩やかに上がる)食品を摂取するようにしましょう
  • お茶を飲みましょう
  • クエン酸を摂りましょう
  • 飲酒は1日1合まで
  • 水を毎日1.5ℓ飲みましょう

生活習慣の改善でできる抗糖化

  • 食後1時間後に有酸素運動をしましょう(ウォーキングやジョギングなど)
  • 禁煙をしましょう
  • 6時間以上の睡眠をとりましょう
  • 毎日体重を量る習慣をつけましょう
  • ストレスを抱えないようにしましょう
  • 湯船に入る習慣を付けましょう

一気に全部実践するのはとても大変ですが「これならできるかも」というものから徐々に始めていけばいいでしょう。
抗糖化活動はすなわち生活習慣の改善にもつながり、より美しい身体・健康的な身体づくりにも貢献してくれるでしょう。