TAG カモミール

カモミールはキク科で、春の初めに約3cmの白い花が咲く60cmほどの高さの植物です。白くて小さな花とリンゴのような香りが特徴で、名前は「大地のリンゴ」というギリシア語に由来しています。和名の「カミツレ」を聞いたことがある人も、多いのではないでしょうか。

ヨーロッパを中心とした地域ではハーブとして、古くから活用されてきました。消炎効果があるため、気管支が炎症しているときや、風邪で鼻が詰まっているときに緩和させることができます。風邪の初期で、あまり薬を飲まずに症状を少しでも緩和させたいと考えているときは、ハーブを試してみてはいかがでしょうか。

発汗作用、胃の調子を整える作用、リラックス効果を持っているので、これらが心身の不調の改善に用いられています。食用とする場合はハーブティーとして飲むことが多く、冷え性の人や食欲がなく吐き気に悩まされている人におすすめです。ストレスで起きる胃痛や頭痛などを緩和させることも、期待できるハーブです。食欲がなくて困っているときは食事のときに、あまりリラックスできない人は寝る前に、時間帯を選びましょう。お茶として飲んでしまうだけでなく、花粉症の時期は蒸気を吸い込むのも良いです。最も注目されているのはリラックス効果で、香りを楽しんでリフレッシュしたり、心身を落ち着けるために飲んだりする人が多いハーブティーです。珍しい種類のハーブティーではないので、入手困難ということはありません。ハーブティーの代表とも言えるので、探すことは難しくないはずです。種類やブレンドされているか、いないかで香りに違いが出てくるため、他のハーブが混ざっているのかは確認しておいたほうが安心です。

ハーブティーには1種類だけで作られているものと、他のハーブも入っているブレンドティーがあるので、好きな香りがブレンドされたお茶を選ぶこともできます。漢方薬のように花を乾燥させて使っていますが、飲むだけでなくリンス代わりに髪に使用したり、お茶ではなく入浴剤としてリラックスしたりする方法も挙げられます。入浴時はお茶を飲むように蒸気が発生し、お茶以上に香りを楽しむことができるはずです。浴室全体に香りが広がるので、最初はあまり香りが強くない入浴剤を選んで下さい。

アロマテラピーに興味のある人は、アロマオイルを見たことがあるでしょう。趣味でガーデニングをしている場合、害虫を防いだり周辺に植えられている植物の生育を良くしたりすることがあります。植えられている植物にもよるので、事前に確認してから使って下さい。色々な効果を持ち、使い方も幅広いハーブです。

使い勝手の良いハーブというイメージが強くなりますが、キク科の植物にアレルギーのある人は使用できません。ショック症状が出て命に関わることがあり、妊娠中の人も使わないように注意が必要です。リラックスできるようにハーブティーやポプリなどをプレゼントするときは、相手にアレルギーがなく、妊娠中ではないことが分かる場合だけにしたほうが安心です。化粧品に含まれていることもあるので、良い香りがしてもアレルギーを持っているときは成分を確認することを忘れないようにして下さい。どの使い方をする場合も、アレルギーがあるときは危険です。効果を期待する以前に、命に関わる事態につながるので、注意するに越したことはありません。

ハーブティーやアロマテラピーなどに使われるのは、一年草のジャーマンカモミールと多年草のローマンカモミールです。多年草のほうは夏の初め頃に花が咲くので、春の初めに咲く一年草とは育て方が異なり、香りにも違いがあります。どちらもリンゴのような香りが共通している点ですが、一年草のほうはスパイシーな香りも少し含まれているところが特徴です。多年草は挿し木や株分けをすることが可能なので、たくさん育てたい人に向いているでしょう。

ハーブティーやアロマテラピーといったように使い方が多いので、効果や香りを確認すると実際に使用したときに「何か違う」と違和感を覚えずに済むでしょう。ハーブを扱うお店には見本があったり、試せる小さいハーブティーがあったりすることが多いので、実際の香りを嗅いでみることをおすすめします。香りは好き嫌いが大きく分かれるものですから、多くの効果を持つハーブも匂いが気に入らなければリラックスすることができません。

小さな白い花を咲かせる可愛らしい見た目とは対照的に、心身へのリラックス効果を始め、色々な症状の緩和を期待することが可能です。使用すれば全員に効果が出るとは限りませんが、ストレスの解消も兼ねて一度試してみてはいかがですか。飲んだり入浴剤として使ったりしなくても、ガーデニングでハーブを育てれば、生育と香りの両方を楽しんで癒しを得られます。育てるときは日当たりが良く、湿気の少ないところを選んで下さい。ジャーマンカモミールの場合、土の上に落ちた種が次の年に、また花を咲かせてくれることもあります。