カモミールの別名は「カミツレ」? 由来や意味もご紹介

「カモミール」は安眠を促すハーブティーで有名です。リンゴのような甘く優しい香りで心をホッとさせてくれる花です。そして昔から「医者いらずの植物」とも言われた程で、体内の筋肉組織を落ち着かせる作用があり、腹痛や胃痙攣、女性の生理痛などを和らげるなど様々な効能があります。ではカモミールとはどのような植物で、飲むことで効能、効果があるのでしょうか。

カモミールの起源、由来
カモミールはヨーロッパ原産で、およそ4000年前の古代エジプトバビロニア時代から既に「薬草」として利用されており、ヨーロッパでは最も歴史のある「民間薬」とされていました。今では世界中の至る所で栽培されています。
カモミールという名前はリンゴのような香りが由来して「khami大地の」「meloりんご」というギリシャ語が合わさった物です。日本に伝わったのは江戸時代末期で鎖国をしていた頃の交易のあったオランダとポルトガルから伝えられ、鳥取県や岡山県で栽培が始められたと言われています。
日本での和名は、カモミール カミツレ(加密列)と呼ばれていました。これはオランダ語カミルレが訛って「カミツレ」と変化したようです。主に高貴な婦人の間で重用されていたようです。日本の医薬品の公定書である日本薬局にも1962年まで「カミツレ花」として収載されていました。つまりおよそ40年前まではカモミールは医薬品として認められていたということになります。温暖な地域では野生でも育つほど繁殖力があり、「踏みつけられるほどよく育つ」と言われる程の逞しさがあります。のイギリスでは、カモミールは謙虚さと忍耐の象徴とされ、ロシアでは国花として用いられています。
素朴な見た目に対して耐寒性があり雨風に耐え、生命力の強さに由来して花言葉は「苦難に耐える」や「逆境で生まれる力」という意味があります。他にも神や太陽に捧げるハーブという印象から「清楚」やリンゴのような香りで人々をリラックスさせる効果がある事から「あなたを癒す」とい花ことばも付けられました。

カモミール カミツレの学名、原産国
学名 Anthemis nobiliz(ローマンカモミール)、Matricaria recutita L(ジャーマンカモミール)
科、属名 ローマンカモミール(キク科、ローマカミツレ属)ジャーマンカモミール(キク科、シカキク属)
原産国 ヨーロッパからアジア

カモミールには数多く種類がありますが、大きく2つに分類されます。
「ジャーマンカモミール」と「ローマンカモミール」この2つの種類だけが薬用として使用されています。
一般的に「ハーブティー」としてメジャーなのが「ジャーマンカモミール」。3月から5月の春に咲きます。真ん中の黄色い部分が膨らんだ「1年草」。花の部分にしか香りがなく、ハーブティーにすると密りんごのような香りがします。流通性や生息数が多く一般的に「カモミール 」と呼ばれているのはこの本種のことです。飲みやすく人気があります。
「ローマンカモミール」はアロマテラピーなどで欠かせない「精油」として主に使用されています。6月から7月の夏に咲きます。ジャーマンカモミールよりも花が大きく、草全体から青リンゴのようなフルーティーな香りを放ちます。花には鎮静作用のある「エステル」類を多く含み、その香りは心身をリラックスさせ、不眠に効果があると言われています。ハーブティーにするとジャーマンカモミールに比べると苦味がありあまり美味しくないようです。

中世のヨーロッパ特にフランスでは薬草として用いられ、「健胃、発汗、消炎作用」があるとして婦人病などに用いられていました。ハーブの処方古典には肝臓の痛み、頭痛、偏頭痛にも効能があり、ワインと共に飲むと良いと記載されている。カモミールの効能としては主に「安眠、リラックス」作用。他にも「花粉症や鼻づまりの症状を落ち着かせ、炎症を抑える」作用。「胃腸など消化器官の症状を和らげる」作用。「女性特有の症状(月経痛や冷え性)の緩和」作用などが挙げられています。服用、飲用以外ではお風呂に入れる入浴剤や石鹸などのスキンケア製品に使われる例もあります。

主にハーブティーとして飲用が多いカモミールですが、飲む際に注意が必要な方がいます。それは「妊娠中の方」と「ブタクサ」などにアレルギーがある方です。カモミールには子宮を収縮させてしまう作用があるのと、カモミールはキク科の植物なのでブタクサなどアレルギーがある方はカモミールにもアレルギー症状が出る可能性がありますのでいずれの方には注意しましょう。カモミールティーは比較的安全性の高いハーブとされていますが、薬によっては作用に影響を与える場合があるので不安がある方は医師や薬剤師に相談すると良いでしょう。

カモミールの香りが苦手な人は一つまみのペパーミントをブレンドすると飲みやすくなります。また、冬の寒い夜には牛乳200mlにカモミールをティースプーンに山盛り2杯加えてかき混ぜながら弱火でじっくり加熱して熱々のカモミールティーは至福のひと時となりますね。

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